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トップ > CSR > CSRニュース > 先進国型シップリサイクルシステム構築に向け当社自動車運搬専用船が室蘭入港

2010年03月09日
川崎汽船株式会社

先進国型シップリサイクルシステム構築に向け当社自動車運搬専用船が室蘭入港

 当社は、国土交通省による「先進国型シップリサイクルシステム構築に関する調査(パイロットモデル事業)」に日本籍自動車運搬専用船「にゅーよーく はいうぇい」(1985年大島造船所建造。当社50%、当社グループの太洋日本汽船50%の共有船)を提供し、本船は本日午前10時00分に室蘭港西2号埠頭に着岸しました。竣工以来156航海にわたり完成車輸送に従事した本船は、室蘭への最終航海を加えた第157次航でその使命を終えることとなりました。

 国土交通省が公募した本パイロットモデル事業で使用される船舶については日本船主協会より、会員会社に対して候補船の提供が要請されていましたが、本船によって調査を請け負うべく株式会社日本海洋科学が事業管理者として受注、実際に本船を購入した株式会社寺岡が所属する「室蘭シップリサイクル研究会(座長・清水室蘭工業大学准教授)のメンバーが解体実証実験を実施することになりました。
 船舶の解体(シップリサイクル)は、低コストや再生鉄の需要等から開発途上国で実施されてきており、環境汚染や労働災害が世界的に問題となったところ、昨年5月、国際海事機関(IMO)において、解体施設での労働安全と環境保全を目的とした新条約(シップリサイクル条約)が採択されました。
 新条約下における船舶に関する要件において、もっとも重要なことは船舶の一生を通じ、条約で定める有害物質の搭載・使用を禁止し、船舶に含有される有害物質の量や所在を記述したインベントリを作成・保持・更新し、最終的に船舶リサイクル施設に引き渡すことです。条約発効前ではありますが、本船は財団法人日本船舶技術研究協会の協力を得て作成されたインベントリに、本船乗組員作成のインベントリを加え、日本海事協会の鑑定書を備えつけることによって新条約のガイドラインに対応しております。

 船舶を建造したのち、安全な運航を行い、最後には環境にやさしい解体施設でリサイクルされることを見届けることが主要海運国であるわが国の船社には求められます。当社自動車運搬専用船は“川崎汽船グループ環境憲章”に掲げられている方針に則り、現在すでにISO14001等の認証を受けた環境配慮型の海外ヤードでの解体を進めてきておりますが、今回の「にゅーよーく はいうぇい」の解体実証実験が、わが国におけるシップリサイクルシステムの構築に活用され、また、そこで得られた知見とわが国の高度な技術が環境にやさしいリサイクルで世界に貢献することをわたしどもは期待しております。

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